Windowsでプールマイニング

プールマイニングは、利用するプールによって設定方法が変わります。
基本的にはウォレットの用意に加えて、「プールの設定」と「マイナーの設定」で利用できます。
また、プールによってはイベントが行われていたり、ちょっとしたお遊び要素が用意されているなどの特色もあり、そうした副次的な面で選ぶ楽しみもあります。

MPOS


専用のアカウントを登録し、ワーカーによって管理&使用するプールです。
最初にアカウントの作成に加えて、払い出しや寄付額の設定などが必要です。


1.アカウントを作成

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Guest(ゲスト)メニューから新規アカウントを作成(サインアップ)します。
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現在のMPOSプールでは初回登録時にうまく申請が行われない場合があります。あらためてもう一度必須項目を入力し、申請を行いましょう。
正しく申請が行われれば、「Account created, please login」が表示されます。

2.ユーザー情報の変更

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左記メニューからあなたの登録情報を編集します。ここであらかじめ設定しておくことは、受け取りアドレス払い出し額です。
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それぞれの項目ごとにPINコードのロックを解除しなければ変更できなくなっています。
「ロック解除」を押下すると登録されたメールアドレスにロック解除の承認メールが送付されます。メールに記載されたリンクから改めて設定画面に移動し、必要項目を入力しましょう。
なお、寄付額についてはほとんどのプールが任意となっています。


3.ワーカーの登録



続いてワーカーを作成します。
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MPOSでは1つのアカウントで複数のワーカーを管理できます。例えば数台のPCで別々のワーカーによって採掘させれば、それぞれがどういったハッシュレートで採掘しているのか管理しやすくなります。
外出先などで各rig (*1)をWeb経由で把握できます。

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ワーカー作成メニューで追加すると、右部ワーカー設定部に表示されます。
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これでプール側の設定は完了です。この時点でプールマイニング用のBATファイルを作成できますが、銭プールなどの一部プールでは、自動作成しダウンロードすることもできます。


4.BATファイルの作成

項目3で紹介した自動生成ツールを使用した場合、以下のような内容のBATファイルが作成されます。 
echo "#####################################"
echo "# !BitZeny! zny.coiner.site #"
echo "#####################################"

minerd -a yescrypt -o stratum+tcp://zny.coiner.site:19666 -u ユーザーID.ワーカーID -p パスワード

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バッチファイルを作成する上で重要なのは、上記コードの中でもminerd -a yescrypt -o stratum+tcp://zny.coiner.site:19666 -u ユーザーID.ワーカーID -p パスワードの部分です。極論をいえば、それだけでも問題なく稼働します。
ソロマイニングの項目でも触れていますが、まずminerdで起動させるプログラムを指定 (*2)し、-aでアルゴリズムの指定を宣言、半角おいてYescryptと命令しています。
-oで接続先サーバーの指定を宣言していますが、ソロマイニングの場合はウォレットで設定したサーバーアドレスを入力するのにたいして、プールマイニングの場合は各プールで指定されている接続先を入力する必要があります。
また、設定可能な項目に--cpuがあり、--cpu-affinity 15のように駆動コア数を指定できるようになっています。このような追加機能については使用するマイナーによって多々存在するので、使用するマイナーのReadMeなどを確認しておきましょう。

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ほとんどのプールではHelpから確認できます。
ユーザーIDとワーカーIDを続けて入力していますが、間に.(ピリオド)が入ります。入力漏れや誤って全角入力になっていないか確認しましょう。


作成されたBATファイルは、start.batなど任意の名前に変更できます。いずれにしても拡張子がBATである必要があります。

5.minerdを設定

  • minerをダウンロード
bitzenyのgithubか、有志開発者よりダウンロードし展開します。

※上記ファイルをダウンロードする場合、ウイルスアラートによりダウンロードそのものを拒否される可能性が非常に高くなっています。
これはCPUマイナーそのものが不正アクセス禁止法にたいして害悪とみなされる使用方法が憂慮されているためであり、CPUマイナーに問題があるわけではありません。
意図しない理由(自分が使おうと思っていないなど)でアラートが出た場合でなければ、セキュリティソフトの設定から「許可」および「除外」ファイルとして設定する必要があります。

  • 解凍し展開
ダウンロードされたファイルはZIP形式で圧縮されているので、解凍しなければ使用できません。
ウインドウズには基本的にZIPファイルを扱えるようになっているので、右クリックメニューより解凍場所をえらんで展開してください。

  • BATファイルを設置する
前項で作成したBATファイルを展開したminerdのフォルダ内に移動させます。
これで基本的な準備は整いましたので、あとはBATファイルを実行するだけです。

NOMP


このタイプのプールにはアカウントの作成などの設定は一切必要ありません。
受け取り用のコインアドレスを指定しておくだけで一定時間(一定量)に達するごとに自動的に支払われます。

払い出しのタイミングは各プールによってまちまちで、手数料(寄付額)についてもあらかじめ設定されているものがほとんどなので、確認しておく必要があります。
pool9.png


BATファイルの記述方法についてはMPOSと基本的に変わりませんが、記述内容の大きな変更点としてログインID.ワーカーIDではなく受け取りアドレスだという点が挙げられます。
パスワードの設定を求められる場合もありますが、どのような文字列でも無関係のため任意の文字を設定しておけば問題ありません。

  • 最終更新:2018-07-11 13:49:36

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